「まだ元気だから大丈夫」
そう思っていても、久しぶりに実家へ帰ってみると、
- エアコンがかなり古い
- 給湯器を何年使っているか分からない
- 家の中に物が増えている
- 知らない人が来ても玄関を開けてしまう
- 火災警報器をいつ交換したか分からない
など、以前は気にならなかったことが目につくことがあります。
離れて暮らしていると、実家の小さな変化にはなかなか気づけません。
だからこそ大切なのは、何か起きてから慌てて対応するのではなく、親がまだ元気なうちに一緒に確認しておくことです。
この記事では、離れて暮らす親の家で確認しておきたい10項目をまとめました。
全部を一度に変える必要はありません。
次に実家へ帰ったときに、一つずつ確認してみてください。
離れて暮らす親の家で確認したい10項目
1.エアコンは問題なく使えている?
まず確認したいのがエアコンです。
「エアコンはあるから大丈夫」ではなく、
- きちんと冷えるか
- 暖房も使えるか
- リモコンを問題なく操作できるか
- フィルターが汚れていないか
- かなり古い機種ではないか
- 親が我慢して使わないことがないか
まで確認しておきましょう。
特に夏場は、室内でも熱中症になる可能性があります。
親が「まだ暑くない」「電気代がもったいない」とエアコンを使いたがらない場合もあるため、機械だけでなく実際に使えているかを見ることが重要です。
最近では、スマートリモコンなどを使って離れた場所から室温を確認したり、対応するエアコンを操作したりする方法もあります。
【関連記事予定】
→ 離れて暮らす親のエアコンを遠隔操作する方法
→ 高齢の親でも使いやすいエアコンの選び方
2.給湯器に異常はない?
給湯器は普段あまり意識しない設備ですが、故障すると生活への影響が大きい設備です。
実家へ帰ったときには、
- お湯の温度が安定しているか
- エラー表示が出ていないか
- 異音や異臭がないか
- いつ交換したものか分かるか
- リモコンの文字が見えにくくなっていないか
などを確認しておきましょう。
特に「いつ設置したか分からない」という場合は、メーカー名や型番を写真に撮っておくだけでも役立ちます。
離れて暮らしていると、突然親から
「お湯が出らん」
と電話が来ても、どの給湯器を使っているのか分からないことがあります。
メーカー・型番・設置場所の写真をスマホに残しておく。
これだけでも、いざというときに業者へ相談しやすくなります。
【関連記事予定】
→ 実家の給湯器が壊れたとき最初に確認すること
→ 給湯器は修理と交換どちらがいい?
3.住宅用火災警報器を確認する
実家に帰ったら、住宅用火災警報器も確認しておきたいポイントです。
見るところは、
- 必要な場所に設置されているか
- 正常に作動するか
- 電池切れの表示や音が出ていないか
- いつ設置したものか
など。
住宅用火災警報器は一度付けたら終わりではありません。
長期間使用している実家では、設置した本人も「いつ付けたか分からない」というケースがあります。
次に帰省した際、一度確認しておきましょう。
4.コンロや暖房器具は安全に使えている?
火を使う設備も確認しておきましょう。
特に、
- ガスコンロの消し忘れ
- ストーブ周辺への物の置きすぎ
- 古い延長コードや電源タップ
- コンセント周辺のほこり
- 暖房器具の近くに衣類や布団がある
といった部分です。
親本人に「危ないから使うな」と一方的に言うより、
どうすれば今までの生活を大きく変えずに安全にできるか
を一緒に考える方が続けやすいでしょう。
必要に応じて、安全機能の付いた家電へ交換する方法もあります。
【関連記事予定】
→ 高齢の親の家で確認したい火災対策
5.お風呂・トイレ・廊下に危険な場所はない?
家電だけでなく、家の中そのものも確認します。
例えば、
- 浴室と脱衣所の温度差が大きい
- 浴室の床が滑りやすい
- トイレまでの廊下が暗い
- 小さな段差がある
- 手すりがない
- 夜間の移動経路に物が置かれている
など。
昔から住んでいる家ほど、本人は慣れているので危険に気づきにくいことがあります。
大掛かりなリフォームをしなくても、
センサーライトを付ける
滑り止めを置く
物を移動する
など、小さな改善から始められます。
【関連記事予定】
→ 古い実家で最初にやりたい安全対策
6.知らない人が来たときの対応は大丈夫?
高齢の親と離れて暮らしていると、
「知らない業者を家に入れていないかな?」
と心配になることもあります。
確認したいのは、
- 知らない人でもすぐ玄関を開けていないか
- 訪問販売をその場で契約していないか
- インターホンで相手を確認できるか
- 家族へ相談してから契約するルールがあるか
など。
特に高額な修理や工事をその場で決めず、
「一度、子どもに相談する」
という家族ルールを決めておくのも一つの方法です。
テレビドアホンや防犯カメラなどを使う方法もあります。
【関連記事予定】
→ 離れて暮らす親の家におすすめの防犯対策
→ 高齢の親でも使いやすい防犯カメラの選び方
7.離れていても連絡できる環境がある?
「電話すればいい」と思っていても、
- スマホを充電していない
- 着信に気づかない
- 操作方法が分からない
- Wi-Fiがない
- 電話に出ないと何が起きているか分からない
ということもあります。
そこで考えておきたいのが、連絡手段を一つだけにしないことです。
電話以外にも、
- LINE
- スマートスピーカー
- 見守りセンサー
- スマートホーム機器
など、さまざまな方法があります。
ただし、カメラで常に監視されることを嫌がる人もいます。
親の気持ちも確認しながら、負担の少ない方法を選ぶことが大切です。
【関連記事予定】
→ カメラを使わず離れて暮らす親を見守る方法
→ SwitchBotで実家を見守る方法
8.家の中に物が増えすぎていない?
久しぶりに帰省して、
「前より物が増えたな」
と感じたことはありませんか?
単に散らかっているだけではなく、
- 廊下に物がある
- 床に物が積まれている
- 使用していない家具が多い
- 何年も使っていない家電がある
- 押し入れや物置がいっぱい
という状態なら、少しずつ整理を考えてもいいでしょう。
ただし、親の物を子どもの判断だけで捨てるのは避けたいところ。
「全部片付けよう」ではなく、
まず通路や生活スペースを確保する
くらいから始める方が進めやすくなります。
売れる物なら買取、処分が必要なら自治体や専門業者など、物によって方法を分けることもできます。
【関連記事予定】
→ 実家に物が多すぎるときの片付け方
→ 実家の不用品は「売る・捨てる・業者」のどれがいい?
9.家の重要な情報を子どもも把握している?
意外と忘れやすいのがこれです。
いざトラブルが起きたとき、
「どこの会社と契約しているのか分からない」
となることがあります。
最低限、
- 電気
- ガス
- 水道
- インターネット
- 火災保険
- 給湯器のメーカー・型番
- エアコンのメーカー・型番
- 家を建てた会社やリフォーム業者
などは分かるようにしておくと安心です。
紙に一覧で残してもいいですし、必要な設備だけ写真を撮って家族で保管する方法もあります。
※契約番号など重要な個人情報の保管方法には注意してください。
10.将来、実家をどうするか少しだけ話しておく
一番話しにくいけれど、いつか考えなければならないのが実家のことです。
まだ元気なうちに結論まで出す必要はありません。
まずは、
「もし住まなくなったら、この家どうしたい?」
くらいの会話からでも十分です。
将来的には、
- そのまま残す
- 子どもが住む
- 貸す
- 売る
- 空き家として管理する
- 片付けてから判断する
など、いくつもの選択肢があります。
親が施設へ入ったり、急に家を管理できなくなったりしてから初めて考えるより、本人の希望を聞けるうちに少し話しておく方が選択肢を整理しやすくなります。
【関連記事予定】
→ 親が施設に入った後、実家はどうする?
→ 実家じまいは何から始める?
→ 遠方にある空き家を管理する方法
全部やらなくていい。まず実家を「見る」ことから
離れて暮らす親のことが心配になっても、いきなり大きなリフォームをしたり、高価な見守りサービスを契約したりする必要はありません。
まずは次に帰省したとき、
□ エアコン
□ 給湯器
□ 火災警報器
□ コンロ・暖房器具
□ お風呂・トイレ・廊下
□ 防犯
□ 連絡手段
□ 家の中の片付け
□ 電気・ガスなどの契約先
□ 将来の実家について
この10項目を確認してみてください。
大切なのは、
「親ができなくなってから全部やってあげる」ことではなく、親が自分で生活できている今のうちに、一緒に備えておくこと。
一度に全部解決する必要はありません。
気になったところから、一つずつ対策していけば大丈夫です。
クラベノアでは今後、
- 離れて暮らす親の見守り
- 実家の防犯
- エアコン・給湯器などの住宅設備
- スマートホーム
- 実家の片付け
- 実家じまい・空き家
などについて、商品やサービスを比較しながら分かりやすく紹介していきます。


